黒海艦隊の旗艦巡洋艦モスクワの撃沈が戦争に与える影響

 


黒海艦隊の旗艦巡洋艦モスクワの撃沈が戦争に与える影響を図示してみたら予想外に影響がありそうだった。 モスクワの対空兵器:SAMの射程は100km程度だったが、それによる航空部隊の動きを考えるとこれまではオデーサ近郊に押し込められていた航空部隊の動きに大幅に自由度を与える可能性がある。


モスクワの防空圏がオデーサ近郊までかかっていたので、両軍の戦闘機は低高度飛行を強いられて防空戦は相当に難しかったはず、これがモスクワ撃沈で一気にヘルソン方面まで後退するのでオデーサ近郊でウクライナ側の戦闘機はかなり有利に戦えそう。 ヘルソンへの反撃も自由度が増すはずだ。



実際のところ航空戦はより複雑で、特にロシア軍の地対空ミサイルS-400には射程200~400kmの長射程ミサイルがある。 ただこれらのミサイルは見通し線でないと使えないセミアクティブレーダーホーミングである可能性が高く、適時高度3000m以下に降下すれば回避は可能だ。(その分空対空戦闘で不利になるがまたカタログスペック上の射程内であっても実際に命中するかは微妙なところ、この辺りは前に動画にしてた。
見通し線、射程、さらに敵味方識別など複雑な要素が合わさり航空戦は行われるので、これが圧倒的空軍力を持つロシア軍がウクライナで苦戦する理由だと感じている。




ロシア軍が長射程のS-400をヘルソンの南西に配備すれば防空網をある程度押し返すことは可能か? しかし見通し線が微妙で虎の子のS-400を動かすのは慎重にならざるを得ないし、この位置では下手すると対岸からロケット弾で攻撃を受ける。 海上を自由に動ける艦船の価値ってのはなかなかのもんなのだな〜



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